Home > やってみた, 行ってみた > 「戦っていたい」という言葉に衝撃をうけた
2008年6月25日
Category:[ やってみた, 行ってみた ] Tag:[ Web制作 ]
先週金曜日に行われた「Action Blogger’s Night Vol.21」のゲストとして参加しました。まあゲストといっても名ばかり、みなさんと一緒にわいわい意見交換という感じで、いい空気でよかった!私にとっては「あの」という言葉が最初につくCreamuさんにもお会いでき、まめこさんと一緒に大感激☆ ほんと、私がすごくよく見ているBlogなのですよ。「○○したい。そんなときにおすすめなのが…」というフォーマットを貫いているのがすごく好きです(笑)
そんなわけで、ヤスヒサさん、まめこさん、私+Creamuさんの4人体制という感じでトークが進行していきました。
まめこさんは、若いのに(とか言うとなんかおばちゃんチックだな…おばちゃんだけど)とってもしっかり受け答えをする人で、頭がいい人なんだなーと思いました。人を引きつける独特のオーラを持っていることは以前から感じていたけれど、実は今まではここまで長時間ご一緒したことがなかったので、なんかいろんな意味でなるほどねー!と関心しきりでした。ぜひまた飲みに行きたいわ。
まあ、いろいろ話をしたのですけど(って略しすぎ)、とにかく印象に残ったのは一番最後の質問でした。
「10年後の理想の生活は?(Webと絡めて)」
Webというものがビジネスになってからまだ10年あまり。一応事前に質問項目はいただいていたのですが、あと10年経ったらどうなっているのか想像がつかないなと思っていました。そんな中で私が言ったのは、「私のような仕事をする人がいなくなればいい」ということでした。
その前の質問(内容忘れた)の中で、私は「Webにこれから触れる人の入口を作りたい」という表現をしていました。「入口」というのはWebサイトそのものの場合もあるでしょうけど、もっと広い意味で、自分自身が接点になれればいいなあと感じていて、そのためだったらパソコンを1から教えるのもいいと思っているし、必要なら本も書くし…みたいな立場でありたい、と思っています。
まだまだ、Webの世界を知らない人の方が世の中にはずっとずっと多いと思う。そういう人にWebの楽しさ、そして怖さも伝えられたらと思っています。私はWebの作り手である以上に使い手であると思っているので、いろいろな誤解とか不安とかを、出来る限り解いていきたいと思うのです。
10年後、そんな立場の人がいなくてもみんながWebに触れる敷居が低くなっていればいいなあという意味で、「いなくなればいい」という言い方をしたわけです。「なっていればいいなあ」と言うと受け身ですけど、私自身も「していく」立場。これから10年、まだまだがんばらないといけないですね。
私が衝撃を受け、かつ激しく同意したのが、私が答えた後にヤスヒサさんが言った言葉でした。Ustreamを見ていた方は、彼が話をしているとき私が異常なほど深くうなずいていたのを見ていたと思います^^;
「(10年後は)戦っていたいと思いますね」
世の中のWeb(Webだけではないですが)は妥協ばかり。お金とか、時間とか、技術とかのしがらみで、いろんな妥協が生まれて、その産物として(広い意味での)デザインが出来上がっている。そんな状況を許さずに戦って戦って、妥協しないものが作れるようにしていかなければならない。「妥協」が「当然」になってしまって、妥協と呼ばれなくなってしまうのは恐ろしいことだから……。
多分、こんなお話をしていたと思います(間違ってたら訂正してください^^;>ヤスヒサさん)。
それは、彼が持っている「危機感」なんだと思いました。妥協を妥協だと気づける今のうちから「戦って」いなければ。10年後の自分を作るのは、今の自分なのだから。
なんかこう、ガーンとどっかを殴られたような衝撃でした。
彼はいつも、すごく先を見てます。彼の言うことをちゃんと記憶しておくと、きっといいことがある。
彼が2005年に出した「Webデザイナー2.0 進歩し続けるWebデザイナーの考え方」という本は、彼のそんな「進んだ意識」を示した本だと思います。(Web2.0という言葉が出てくるほんのちょっと前でした)
# 私の名前と文章も出てきますが、まあさらっと読み流してくださいw
最後に、お誘いいただいたふっちーさん、レギュラーメンバーのcazukiさん、トミモトさん、素敵な時間をありがとうございました!これを毎週企画、実行するのはすげー大変…。ほんと、尊敬します!
12:42 AM|コメント/トラックバック(0)