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2009年2月12日

ユニット仕事のメリット

Category:[ つぶやき ]

前から書こう書こうと思っててなかなかまとまらずにいたネタにチャレンジ。

私たちのユニット#fc0は、この4月で結成から2年を迎えます。去年11月に法人にしましたが、二人代表なので立ち位置的には対等で、形態としては「ユニット」のままです。たかが2年、されど2年。 今まで仕事をしてきた中で、二人ユニットで仕事をするメリットを挙げてみたいと思います。あえて今回はデメリットは書かないで、メリットのみで。

●気づかないことに気づく。

ユニットを組むまでは一人でずっと仕事をしてきて、すべてが自己流。たとえばそれが効率的じゃなかったり、何か間違っていたりしても、指摘してくれる人がいないという状態でした。二人で仕事をしたことで、自分の仕事のやり方とか、意識とかを見直すきっかけになりました。結果として多分、「ちょっと詰めが甘くなくなったかも?」と思っています。

●失敗してもどんまい。成功したらよかったね!

仕事で何か失敗してしまったとき、自分ひとりを責めなくて済むというのは結構でかいです(笑) どちらのせいでもなく、「わたしたちの失敗」として二人で受け止められるのは、精神的にとても楽です。あまりあとに引きずらなくて済みます。逆に成功したときは、それが本当にちょっとしたことでも、よかった!と言い合える。それだけでなんとなく、うれしさが倍になるような気がします。

●攻めと守りが同時にできる。

相方嬢は月に数回講師をしていて1日不在になることがあるのですが、そのときの対応はほぼすべて私が一人でやることになります。私はこれを「ディフェンス」と勝手に名づけているのですが(笑)、多分ディフェンスをしているときが一番、張り切っている気がします。

逆に、打ち合わせのはしごとかで私が終日いない日もそれなりにあって、そういうときは相方嬢がディフェンスをすることになります。自分が外にいる間に仕事が勝手に進んでいく様子を、携帯でGmailから見ているのは不思議な感じで、結構いい気分なのです(笑) 攻めと守りが並行してできるというのは、大きなメリットですね。

●人脈を増やせる。

まあ結構私たちはネット上で似たような場所に出入りしていたこともあって、共通の知り合いも多いんですけど、それでもやっぱり、ユニットにしたことによって生まれた新しい出会いはたくさんありました。ユニットを組んでなかったらできなかった仕事もいろいろあって、本当によい経験をたくさんさせていただいています。それぞれの人脈が生かせるというのは、とても楽しいですし、うれしいです。

●一人ではできないことができる。

たとえば先日書かせていただいた本も、多分一人じゃできなかったと思います。実際にはやる気さえあれば別に一人でもできるんでしょうけど、いろんな理由でなんとなく逃げていたんじゃないかなって気がします。二人になると急に強気になって、なんでもできそうな気がしてくるから不思議です。法人化も多分そうですね(笑) 自分たちの中でくすぶっていた「やりたいこと」がやれるかも!って気持ちになれた気がします。

●これらのメリットがもたらされる大前提。

で、↑のようなメリットって、ただ二人で組めばもたらされるってわけではないと思うのです。一つ、絶対にクリアしていなければいけない前提があると思っています。

それは「仕事に対する考え方が一致していること」です。ポリシーとか、価値観みたいなものかなあ。私たちがこれまで続いてきた理由は、ここが本当に微妙な部分までぴったり一致していることだと思っています。お客さんとの打ち合わせに行ったときに、自分の頭の中にある文章が彼女の口から出てくる、ってことが、1回2回ではない頻度で起こるのです。

考え方が一致していても、意見がまったく違うということはしょっちゅうあります。でも、目指すところが同じなので、議論がしっかりできるのです。しっかり聞いて、しっかり言う、ってことができるのはとても大きいと思います。

今は、私たちは本当にミーティングの時間がたくさんあるし、どこまでをどっちがやる、という部分がいまいち曖昧なところもあり、時々お見合いになってしまうこともあります。今後もっともっとお互いに、感覚的に「任せあえる」関係になっていけたら、もっと強いユニットになれると思っています。

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