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2009年3月21日

使い手にやさしいMovable Typeを考える

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本題はちょっと下のほうにあるんですけど、ちょっとばかり語らせてください。(笑)

私たちWeb制作者は、「作り手」として、CMSと使ってWebサイトを構築します。サイトの中の共通部分はモジュールとして管理できたり、記事を更新するとRSSが自動的に書き換えられたり、検索機能やコメントフォームのしくみを比較的楽に入れられたり、作り手にとって作業や管理が楽になる面はいろいろあります。

その後、実際に記事を更新したりする、企業のWeb担当者などの「使い手」は、やはりCMSを使ってWebサイトを管理したり維持したりします。フォームに内容を入れれば、それなりにページが自動的にできてしまうわけで、HTMLを1から覚えるとか、オーサリングツールを買わなきゃいけないといったことから開放されます。

CMSという言葉自体、頻繁に聞かれるようになったのは数年前。今だって、「作り手」である私たちがCMSをどう活用していけばよいか?とお互いに勉強している状況だと思います。だけど実際には、CMSは「作り手」と「使い手」が双方で利用するものであるはずです。作った後、「使い手」に対してMTのことをちゃんと伝えられているかどうか?どうやって伝えていけばいいのか?そういうことも、「作り手」は考えていかなければいけないんじゃないかと思っています。

今まで出たMTの本はすべて「作り手」向けであり、「使い手」向けのものは1冊もなかったわけですが、それが本当に、私には不思議でならないです。CMSはむしろ、最終的な目的としては「使い手」のために存在しているのではないかな?と思うんだけど。……そんなことを思っていたら、縁あって「使い手」のための本を書くことができました。「これからはじめるMovable Typeの本」そのものの話はこちらの記事で書いてます。

 

で。ここからが本題。(前置き長い)
この本に関するトークイベントが、26日に渋谷で行われます。題して、

使う人にやさしいMovable Typeを考える ~使い手が、作り手のためにすべきこと~

著者である私と相方嬢izuizuと、監修をしていただいた、MT製品企画マネージャであり、私たちの友人でもあるシックス・アパートの上ノ郷谷くん と一緒に、この本への思いを語ります。まあ、基本的にはよく書店で行われるような著者のトークイベントのようなものですが、これを技術書でやるのは多分かなり珍しいでしょう。

「んなことわかってるって!」と思っている「作り手」のみなさんにこそ、来てほしいです。
どう「わかってる」のか、私たちが聞きたいのです。私たちが言うことは、「作り手」にとってすごく当たり前のことなんだと思います。当たり前であるべきだと思います。 その当たり前を、「ちゃんと考えたい」のです。私たちはいつも先端を追うことに慣れていて、当たり前のことをきちんと言葉にしあう場所がなさすぎると感じます。

こういう感覚、ほんとに今まであんまり共有できなくて、結構はがゆい思いをしてきました。
私たちの思いが、このイベントを通じて少しでも伝わったらうれしいです。

申し込みページはこちら↓
http://gihyo.jp/event/2009/mt

定員20人で、しかも締め切りはあさって!!なので、お急ぎくださーい!(参加は、抽選になる可能性があります) 
渋谷で、平日夜7時からです。興味のある方、お仕事帰りにでも、ちらっといらしてください!

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