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2009年7月1日
Category:[ 行ってみた, 週末日記 ] Tag:[ CMS | CSS Nite | Movable Type ]
先週土曜日・6月27日、CSS Nite LP6に参加してきました。趣旨は私の過去記事参照。
相変わらず写真を撮らない人で、いつもレポには写真がないんですが、270人くらいの人がいたみたいです(満席)。
ちらちらとほかの人の感想を見て回ったりしましたが、私の周りは結構思っていることが似てるなあと思いました。
まあこんなところかな。どの製品がいいかとかは他の方の感想をいろいろ見ていただけたらということで、私はちょっと違う視点から書きます。
今回、いつものCSS Niteとは明らかに違う点がありました。
これまでは、スペシャリストが自分の知識をみんなに伝えて、それを聞いて参加者が勉強するというスタイルでした。でも今回は、プレゼンする人たちが自分の製品をアピールして、それを使うかどうかを参加者が吟味するということで、いわばプレゼン合戦、営業合戦と言えるものだったんですね。
参加者が、講演者のありがたいお話を聞くというよりは、さまざまな営業トークを聞いて、どれにしようかな♪と選ぶ立場。なんとなく、聞いている側が話している側よりも上という感じがありました。そのため、みんなの見る目もシビア。MCの鷹野さんの評価も非常にシビアでした。(みんなの気持ちを代弁しているのはわかるのですが、個人的には、もうちょいやわらかめの言葉をかけてもらったほうが、聞いている側も精神衛生上よろしいと思いました^^;)
一番辛口の評価をうけたWebRelease 2ですが、私が感じたのは、「価格が高い」ことを何度も繰り返し言っていて、それがデメリットのように自分から言ってしまっていたこと。すごくもったいないと思いました。値段は、その商品の価値を示すもの。値段相応の価値を示すことができればそれでいいじゃない。
見積りを出すときに一番大事なのは、金額が高い安いよりも、その金額になる理由を説明できることだと思います。高くても、納得できる価値が提供できればいいんだと思う。(と、偉そうに言ってますが私が実践できてるかというと話は別^^;)
こんなに工数かかってるよ!こんなにがんばってるんだから!ということじゃなくて、「見積りを出す相手にとっての価値」を伝えることができれば、金額は高くてもいいんだと思います。
プレゼンをした人は「これだけの機能があるなら、この価格でも安いと思うんです」と言ってたけど、それを自分で言うのではなくて、私たちが自然に感じるように伝えられたらよかったのでは?と思いました。
WebRelease 2のプレゼンは、今回登場した他のCMSのプレゼンと一つ大きな違いがありました。他のCMSはすべて、開発元/販売元/運営元の方がプレゼンをされたんですけど、WebRelease 2だけ、「販売代理店」の方がプレゼンをされたんです。
この会社は別にWebRelease 2だけを売っている会社ではなく、他のCMSをお客さんに導入することもあると言ってました。つまり、いわば私たちとそんなに変わらない立場。他のプレゼンをした人にくらべ、製品に対する熱意とか、愛情はどうしても低くなっちゃうだろうなあと思いました。なんで開発元が出てこなかったんだろう?そういう意味で、ちょっとフェアじゃない感じもします。
いろいろ事情はあったのでしょうけど、並行して同じように比較させるなら、同じ立場の人にプレゼンをしてもらったほうがよかったのではないのかな。私はWebRelease 2を使っているお客さんがいるので、一応画面くらいは知っているんですけど、お客さんは結構満足して使いこなしているようですし、きっとよいツールなんだと思うのに、もったいないなあと思います。
Movable TypeとかWordPressの代替を見つけるというのは、私にはどうもピンときません。そうじゃなくて、お客さんの「こうしたい!」により私たちが応えられるように、選択肢を増やすためにこのイベントが存在していたのだと私は思っています。
「こうしたい!」→「こうすればいい!」と明確に私たちが回答できるようになるために、いろいろなCMSの特徴を知って提案できるようになることは、大きな武器になると思います。もちろん、学習時間のリスクとかもいろいろありますが、そのリスクを超えてがんばれた人(会社)が、一歩前に出られるのだとも思います。
今回のイベントで出てきたすべてのCMSについて、「誰がどんな風に使うとマッチするのか」をすらすら答えられるようになれたら、きっと強みになるでしょうね。それこそ、1人でCSS Niteでプレゼンできるくらいな人が出てきたら、ぜひその人に講演してほしいです。(っておめーもがんばれよ>私)
MT屋さんになるか、CMSなんでもやさんになるかだったら、私はできれば後者の方がたのしいなあ。MTでなんでもやろうとすることと、いろんなCMSを使いこなすことって、エネルギーの向け方の違いだけで、実はそんなに大差ないんじゃないかなあという気もするんだけどな。どうだろう。
2:07 AM|コメント/トラックバック(2)
Comment by ももちん — 2009年7月1日 6:23 AM
[...] ★CSS Nite LP6に行ってきました。|fuuri.net [...]
ピンバック by ponnao-clip(wp版) - cssniteLP6~cmsリベンジ編~国産CMSセミナーレポート — 2009年7月17日 4:39 PM
案件やお客さんによって使い分けてるから、CMSなんでもやさん、という発想はすごく共感!
でも全部細かく覚えるのは無理だから、MTの構築は身内にお願いしちゃうと思うんだけどね。
あとMT使ってる会社にデザインだけ依頼されるってのが多いからなあ。自分でやる必要がなく。(要望だけ言えば対応してもらえる。^^;)
イベントそのものには行ってないので、各ブログをみてまわったりTwitterのTLをみた感じでの感想しか持ってないんだけど、一番感じたのは初めて知ったシステムもあって、いろんな価格帯のCMSシステムが出てるんだね~ってこと。勉強不足だわ・・・。