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2009年7月29日

ネット上で意見を読むときに気をつけること

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私が、ネットで人と交流するということをスタートして、今年の5月で20年経ちました。その期間の中でずーっと思っていた理想像?みたいなものが急に言葉として今日降りてきたので、書いてみることにしました。

大前提:ネット上でのコミュニケーションで配慮するのは、書く人より読む人

書く側は、自分の経験で得たこと以上の配慮をするのは難しいと思います。読む側がどう解釈するかで、その後のコミュニケーションがどうなるか決まると思います。

これを前提として、意見を読むときに気をつけること(理想とすべきこと)はこんなことかなと思っています。

1.その意見は、その人から生まれたものである

世界のすべてを見て発言できる人は誰もいない。どんなに発言力や影響力がある人でも、その人個人の意見は、その人の周りで起こったこととか、生きてきた中での経験の蓄積から生まれたもの。影響力のある人が自分と違う意見を言ったとき、自分が間違っていると判断する前に、その人の意見の「背景」を知ることを考える。

2.内容に納得できなくても、存在を理解する

その意見の存在を理解する。納得できなくてもいいけれど、存在自体を否定しない。
たとえネット上からその意見が消されても、意見そのものは消えない。

3.否定的な意見は、肯定的な意見よりもパワーがある

ネットで否定的な意見が目立ったとき、それが一般の人全体の意見だと勘違いしがちだけど、実はごく一部の意見でしかないことが多い。否定的な意見は、肯定的な意見と比べて、言葉にするモチベーションが高くなりやすく、受け取る側のインパクトも大きいので、伝わるパワーが何倍も高い。その意見が本当に多数派なのか、よく考える。

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