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2008年5月22日

[読了?]BROOCH

Category:[ お買い物, 読書記録 ] Tag:[ ]

結構古い本だけど、買ってしまった。多分、今の私に必要だったのでしょう。読了というか、まあこの本は「見る」本ですね。

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渡邉 良重 内田 也哉子
リトル・モア
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絵本です。大人向けです。登場した当時、あちこちの本屋にあったことを覚えています。そのときは見向きもしていなかったのに、なぜ今目に入ったんだろう。不思議です。

とても色づかいがきれいな本です。そして「フェードイン」するしかけが素敵です。とても薄い紙を使っているので、次の絵がぼんやり見えるんですね。あえて次の絵と重ねるように作られているので、フェードインしている感じがまたきれいなのです。

内田 也哉子さんが書かれた詩は、なんというか、私には苦しい感じです。正体が見えない何かにもがきつつ、これでいいのかなととまどいつつ、誰かと違う自分に苦しみつつ、でも生きているんだ、愛があるから、みたいな。そんな感じ(意味不明)。

余談ですが、私は薄い紙を使った本がすごく好きです。弱いです。手触りがたまりません。
ということで私は、山川出版社の「日本史用語集」が大好きでした。今Amazonで調べてものでちょっとさびしい。この本、すごく薄い紙を使ってて、なんか高級感があってずっしりしてて、とても好きでした。参考書はほんとにいっぱい買ったけど、これが私の中でベストだな。

そんなわけで、話をもどして。
紙の手触り、絵のあたたかさとカラフルさ、詩への共感度、どれをとっても、抱いて寝たいくらい素敵な本です。買ったことがうれしいと思える本はそんなにあるもんではないね。

ちなみに、先月同じ出版社から似たコンセプトの絵本が出ました。

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渡邉 良重 高山 なおみ
リトル・モア
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この本も薄い紙でできていて、同じイラストレーターさんによるものです。本屋さんで手にとってから買ったほうがいいと思います。あの空気は実際に見ないと伝わらないと思う。まあ、一言で言うと「読むのに時間がかかる絵本」ですw

ちなみに私は買うつもりですが、まだ買っていません。
BROOCHを十分自分の中で消化してから買うつもりでいます。

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ふうりさん、こんにちは。

薄い紙を使った本、というか漫画なんですが、
よしながふみさんの「きのう何食べた?」が
表紙カバーがうすい紙で、下の文字が透けるかんじでした。

よしながふみさんの食べ物漫画は、
どれも美味しそう。おすすめです。

Comment by 黒 — 2008年5月23日 7:32 PM

>黒さん
ありがとうございます!実はコミックは小学4年生以降くらいからまったくといっていいほど読んでいないのですが、これは読んでみたくなったなあ。同じ方向の内容のカスタマーレビューがこれだけあるってのは、本当にいい本の証拠だろうなあと。
とりあえず本屋さんで質感を見てみます(笑)

Comment by fuuri — 2008年5月25日 1:05 AM

薄い紙表紙ではないですが、同じ作者で
『愛がなくても喰ってゆけます。』という漫画もあって、

こちらは東京に実在するお店紹介っぽい内容です。
(飲食店の移り変わりは激しいので、
すでになくなってるとこもあるかもしれませんが)

『きのう何食べた?』は家庭料理が主で、
ものすごく手際よく作られていくのが羨ましいです。
(料理苦手)

Comment by 黒 — 2008年5月26日 8:10 PM

>黒さん
遅くなってすみません!ご紹介ありがとうございますー。
あー、なんかそれ(愛がなくても…)、聞いたことがある気がする!読んだことがあるんじゃないかなあ、たぶん。こちらも今度探してみますー。
私は料理はすごく苦手ですけども、実は料理本は大好きでして、その作り方の過程を見ているのはとても好きです(見るだけかよ!)。本屋さんに行くタイミングがとれたらぜひ見てみます!

Comment by fuuri — 2008年5月31日 11:35 PM

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