fuuri.net

Home > 食べた、飲んだ > サントリー「白州蒸溜所」に行ってきた2:蒸留所見学

2008年3月30日

サントリー「白州蒸溜所」に行ってきた2:蒸留所見学

Category:[ 食べた、飲んだ ] Tag:[ | ]

*この記事は、前回の記事からの続きです。

ウイスキーの作り方のお勉強

ウイスキーの蒸留釜

  • ウイスキーは蒸溜酒。蒸溜1回でできあがる焼酎と違って、ウイスキーは2回蒸溜したあとでさらに樽に入れて熟成
  • Step1:大麦と天然水で仕込んで、高さ4.5mくらいある大きな木の樽に入れて発酵。この時点では甘酸っぱいにおい。アルコール度数は7%くらい。→発酵2日目動画
  • Step2:蒸溜釜に「もろみ」を入れて加熱。釜は銅製。熱伝導がよいことと、硫黄のニオイを取るため。この時点でアルコール度数20%くらい。釜にはいろんな形があり、蒸留する釜によって味が変わる。
  • Step3:2回蒸溜したあと、専門の人が味を見て、バランスのよいところだけを取り出す。これを「ニューポッド」と呼ぶ。無色透明、アルコール度数70%。
  • Step4:ニューポッドを樽へ移し、貯蔵庫で何年も寝かせて熟成。ここでできた原酒をブレンダーがブレンドして、製品となる。一つの樽から一つの製品ができるのではなく、いろいろなタイプの樽を混ぜて作る。

熟成する樽のお手入れもたいへん

  • 樽は樽職人が手づくりで作っているもの。原料は北米産のホワイトオーク(と言ってたかな?)
  • ずっと使い続けていると、樽の熟成機能が衰えてくる。そこで、それを復活させるために熱を加えて手入れをする。これを「リチャー」と言う。これがすごい。ぜひ動画を見て!⇒リチャーの様子
  • リチャーのあとは甘い焼き芋のようなにおいがする。それを洗わずにそのまま再び熟成に使う。

ちょっと寒かった貯蔵庫

貯蔵庫内最古の樽

  • 貯蔵庫は、見学はできるけれど通常は撮影不可。でも今回は特別許可をいただき撮ることができた!
  • 貯蔵庫は自然の気候を生かして熟成するために、温度調整は一切していない。でも結構寒かった。
  • 奥には「オーナーズカスク」のための部屋が。樽の段階から一般の人でも買うことができる制度。値段は50万円~3000万円と幅広い。ブレンダーが選んでくれるので質は保証されているそうだ。大好評らしい。

こうして広い敷地をバスを使いながら一通り回った後、いよいよ飲み比べタイム。⇒つづきはこちら

この記事のトラックバックURL

コメントをどうぞ!

Copyright 2008 Mayuko "fuuri" Fujikawa. All rights reserved.